働くということ

だいぶご無沙汰になってしまいました。実はこの2年ほど、ドイツはハイデルベルクにおりました。とても綺麗な大学町で、貴重な時間を過ごすことができました。
帰国後すぐ仕事を探しておりましたが、このたびめでたく中規模の住宅関係の会社へ入社が決まりました。


とても面白い会社で、こんなにここで働きたいと思う会社は初めてです。今回ここで働くことで、奇しくも3年前に私が書いていた、デザインやものづくりに携わることができるかもしれません。


あのころ、私はようやくデザインすること、そして働くことについて考えはじめました。そして今、以前にもまして、自分で動いて考え決める、という働き方について考えています。
企業とは、確かに多くの人が働き、それぞれの役割というものもある程度決まっています。ただ、その企業を動かすそれぞれの人は、完全に受動的でいては企業は止まってしまいます。社員が自ら考え行動すること。これを強く求めているのが、今回出会った会社でした。


私は、ほとんど偶然のこの出会いを、運命とよびたい衝動にさえ駆られています。同じように考えて、大きな企業にしている人たちがこんなにいるんだ、そう思ったら、嬉しくて、心強くて、本当に叫びだしたい気持ちでした。会社に負けないくらい、私自身も変化し、たえず動き続けよう。そう思いました。
すこし、浮かれています。でも、熱意というモチベーションを維持できるだけの大きさが、この会社にはあるのではないかと感じています。