価値の多様性

価値の多様であること、あるいは、個別の価値の尊重。一方的な提示ではなく、フィードバックによる変化。 一方的、画一的であることの向こう側。 現在でいうと、こちら側。 なぜ多様であるということはよいことなのか。 それぞれの人間でいなさい、と言うこ…

働くということ

だいぶご無沙汰になってしまいました。実はこの2年ほど、ドイツはハイデルベルクにおりました。とても綺麗な大学町で、貴重な時間を過ごすことができました。 帰国後すぐ仕事を探しておりましたが、このたびめでたく中規模の住宅関係の会社へ入社が決まりま…

建築アーカイブ

面白いサイトを見つけました! ALL-A:http://blog.all-a.net/ きっと書き手のタケさんはとても勉強熱心で建築が好きな方なんだろうと思います。氏の書いた建築マップの記事(ロンドンに関する記事がすばらしい)もすごく充実しており、面白かったです。こう…

それ自体は悪くないのに、多用されることで意味を失う

スタイリッシュ、シンプル、という言葉の使い方に戸惑いを覚える。特に、この言葉が宣伝文句として用いられる場合が顕著だ。さらに言えば「スタイリッシュな○○」「シンプルでスタイリッシュな○○」などという言い回しに出会うと憤りすら感じる。この人はほん…

奈良、唐招提寺

唐招提寺:http://www.toshodaiji.jp/

奈良、薬師寺

薬師寺:http://www.nara-yakushiji.com/

京都、東寺

東寺:http://www.toji.or.jp/

建築物と建築写真

建築物について、ドキドキする瞬間はいつ訪れるのかというと、たいていそれを写した写真を目にしたときです。特にそれが、これまで見たこともないような不可思議な空間であったり、美しい空間であったり、まがまがしい空間であったりするとき、私はその空間…

hard work

I get engaged a full time job since a month ago. This is the first time to get a full time job for me. For most people it is not so hard, but for me it's very hard. One of the reason is the kinds of the work. I have to keep smiling, loud v…

純粋主義について

あるものの本質を見極めようとする傾向は、人が生来持っている傾向ではないかと思います。私たちはものを把握するときに、単純化しようとする。それは単純に言語を用いるということではなく、ある統一された体系に定着させようとする傾向のことです。たとえ…

英文日記

このままだと英語の能力が衰えてしまうのは必至なので、英文日記でも始めようかと思っています。*1ニュースに英語でコメントするというのもありかもしれないですね。ともあれ、せっかく身に付いたものなので、大切に育てていきたいです。 *1:というよりも、…

ログハウスの思想

木造建築、ということで私の身近にあったのは、ログハウスです。丸太の皮を削り、そのまま組んでいく建物。私の父が建てているということもそうですし、ご近所に二軒ほど、ログハウスを住居にしている方もいらっしゃいました。木をこういう風に無駄なく使う…

考えることと生きること

わたしはつい最近までずっと、勉強することと毎日生きることとは別のことだと思っていました。理屈では、勉強したことが日々の生活に役に立つ、と理解していましたが、実感していなかったのです。つまり、「あ、つながってる!」って思う場面がなかった。 で…

シール先生の御本

Visual Awareness and Design: An Introductory Program in Perceptual Sensitivity, Conceptual Awareness, and Basic Design Skills作者: Philip Thiel出版社/メーカー: Univ of Washington Pr発売日: 1980/10/01メディア: ハードカバーこの商品を含むブロ…

木の家

で、触発されてっていうところですが、木の家というのはけっこうすぐれた家屋ではないかと思います。特に、日本で自給自足できる材料だという点で。それに、大事に育てた木は、適切に使えばとても長持ちする。地震の多い土地では、柔軟な木の構造は合理的。…

シブカサって知ってます?

web

まずはこちらを: http://www.shibukasa.com/ 私は、恥ずかしながら全然知りませんでした。コンセプトが明確だし、なにより参加しやすく実用的なところがいいなと思いました。 そして、作ってる人をみてびっくり。私よりもずっと若い方々でした。すごい。な…

無名人インタビュー

ずっと以前に某Tさんと話していた新しい企画。 身近な面白人に自宅で食事をふるまい、面白い話を聞かせてもらう会。ストリーミング配信してもいいかもしれない。写真とまとめ、その日のメニューを後日アップする。

写真の美しさ

綺麗な写真を見ると、無条件に感動します。たとえば、こんなの: http://www.dezeen.com/wp-content/uploads/2008/12/casa-205-by-h-arquitectes-205_17b.jpg 写真としては、なんてことない部類の写真ですが、そこにある生活の様子が見えてくるようで、私は…

叫び声の快楽

叫び声、あるいは大音量のハイトーンヴォイス、歌い上げ、にある、ある種の気持ちよさ、カタルシスについてそのうち考えてみたいです。多くの人に支持されるのは、やはりそこに共通した良さがあるからだと思うのです。実際、高らかに歌い上げた音を聴くこと…

続・小説のためのウェブサイト

小説を読むという行為の特徴はなにかと考えたとき、やはりページを繰るという動作が一役買っているのではないか、ある人との話でそんな風に思いました。 彼はゲームブックをとりあげて、あの形式の特殊性が、ある一つのストーリーを追いながらも、別のストー…

喪服の黒

少し前、喪服を調達せねばならない状況があったのですが、そのときに、同じ黒でも実にさまざまな色があるということに気がつかされました。 喪服には主に、化繊を使ったものと、ウールを使ったものがあり、まずこの素材の違いが色に影響を与えます。ウールの…

ものづくりの定義

どうも、だんだんと分かってきたのですが、私の考えているものづくりというのは、やたら範囲の広い意味を持っているようです。 ふつう、ものづくりというと、そのひとの手足や道具を使って、そのひと自身が新しいかたちを生みだすということを言うのでしょう…

建物の外側と内側

学生の頃はずっと、建物の外側をどうするか、しか考えていなかったような気がします。見た目のインパクトとか、新奇さとか、調和とか、そういうこと。 もちろん建築物はある一定の物理的空間を占めるのだから、環境に対して直接触れる外側というのは重要です…

小説のためのウェブサイト

ひとつだけ、ずっと私が続けてきたことがあるとすれば、それは文章を書くことでした。もしかすると、私にとって一番素直な行為は、こうして書くことなのかもしれません。 だとすれば、それを生かさない手はないやろう。そうやろう。 というわけで、ウェブサ…

デザインにおける私

先日お世話になった面接で、やっぱり作らないとダメ、という話をされた。そりゃそうだ、と思いました。そして、だとすると、私は何を作りたいんだろう、と改めて思いました。 漠然と、ものづくりがしたい、だけでは当然、何も前に進んでいません。そんなこと…

作りたいウェブサイトのアイデアスケッチ

現在構想中のアイデア: 「色彩言語研究所」 思考と感覚の関連を考えるためのサイト。異なる領域の横断を表現できるツール(ゲームみたいなもの)を作れたらいいなと考えている。当面はこれがメインになりそうです。 「場所の記憶」 さまざまなものの形を再…

oguma

ファイル整理していたら出てきたものです。 昔描いたものらしいのだが、まったく覚えていません。 「oguma」とタイトルがつけられている。 でも、どうみてもオオサワマサチかモギケンタローだと思う。

好きなものを増やす

なかなかものを作ることができません。こういう時間が続くと、自分が本当にやりたいことがなんなのか、薄らいできてしまって、怖いです。今日はそういう気持ちについて書いてみます。 私は何かを心から好きだと思うことが少ないです。本当に大切にしたいもの…

年賀状2

ほんとうは昨日のイラストをいじる予定だったのですが。 ふと思い立ってスペインの牛、osborne's bull をモチーフにして作りました。ちょっと花札っぽくもある。 osborne's bullとは→http://en.wikipedia.org/wiki/Osborne's_bull この牛の看板、もとは広告…

ウィトゲンシュタインの<表出>

哲学の歴史〈第11巻〉論理・数学・言語 20世紀2作者: 飯田隆出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2007/04/01メディア: 単行本 クリック: 19回この商品を含むブログ (35件) を見る後期の思索において、ウィトゲンシュタインは、アナロジーと振る舞いを重視…